音に関する豆知識をわかりやすく簡単にお教えします。
この機会に自分が悩んでいる音を理解してみよう。
吸音とは、音を『吸収』する。
入ってきた音を吸音材(例 グラスウール)に吸収させ、入ってきた音よりも小さく放出させる。
遮音とは、音を『反射』する。
入ってきた音を、遮音材で反射させもう一つの空間に音を入らせないようにする。
以上のことから吸音と遮音はまったくの別物です。
内窓は『遮音』の部類に入ります。
それぞれ5種類の厚さのガラスがあります。
この表は何を表しているのか、簡単に説明すると、調子よく右肩上がりをしていたそれぞれのガラスですが、ある一定の周波数のところで、グンッ↓↓とどれも下がってしまっています。
周波数の数値を見てみると大体1000Hz(ヘルツという単位で周波数は表します)過ぎた辺りです。
では、1000Hz~2000Hzとは例えばどんな音なのかといいますと、一番わかりやすいのが「人の話し声」です。
再度表を見ていただくと、ガラス自体は薄い3ミリ(黄線)より6.8ミリ(赤線)のほうが断然遮音効果は上です。
当たり前ですよね!そもそもガラスの厚みが違うんだから。
しかし表をもう一度見てみて。
2000Hzのところで6.8ミリ(赤線)より、薄い3ミリ(黄線)のほうが効果が高くなっています。
要するに、もしあなたの悩みである音の正体が人の話し声で、その話し声だけを防音させたいなら極端な話、単板3ミリでも良いってことなんです。
分厚いガラスに越したことはないですが、単に分厚いガラスにすればどの音もピタッと止まる。という訳ではないのです。
だからお悩みの種類によってガラスも選んで決めるということが大切なんです。
薄いガラスにもそれなりにプラスな面もあるんですよ♪
また、表だけを見ると大体6ミリと3ミリの合わせガラス。または6ミリと4ミリの合わせガラスあたりが一番ベストな組み合わせではないでしょうか。こういう厚さの違うガラスの組み合わせのことを「異厚ガラス」と言います。ちょっとした豆知識として頭の片隅にでも残しておいてくれるといいかなっと思います。
音の周波数は、Hz(ヘルツ)という単位で表されています。
音の大きさは、dB(デシベル)という単位で表されています。
ぜひ参考にしてみてください。
あなたは音の特徴についてご存知ですか?
音は大きな音から小さな音、低い音から高い音。などその音独自の音色がありますが、簡単にわかりやすく説明する為に低音と高音でわけてしまいましょう。
低い音は主に振動系の音が多いです。
例えばトラックやダンプなどの大型車。
地面から振動で床や壁に伝わり家の隙間から音が入ってきてしまいます。
高い音は主に空気系の音が多いです。
例えば人の声など。
低い音と違い振動伝わるのではなく、窓やドア、壁や床、天井などの家のあらゆる隙間から侵入してきます。
振動によって侵入してくる音、空気に乗って侵入してくる音。
全く別物の種類にも見えますが、やはりどちらも一番のキーワードは『隙間』です。
では一番隙間が多い箇所、ご存知ですか?そう!「窓」なんです。家の中で開口が断トツに大きいのが窓。侵入してくる音もその分たくさん入ってきます。
だから防音工事をするならまず隙間がたくさんある窓を対策するのが一番!
床や壁を大掛かりな工事で防音しても肝心の窓を対策していなかったら、窓の隙間からどんどん音は入ってきてしまいます。
やはり防音対策には窓が断然オススメです!